精神力の集中

 同様の姿勢で座っているものとして、舌を上歯茎に巻き上げ、上下の前歯を軽く合わせ、口と目は閉じ、額のチャクラから中心点へ焦点を向けなさい。呼吸は普通にしましょう。
 頭頂部に集中し、自分自身に言いましょう。
 “三つの力を統合せよ・・肉体のエネルギー、生命呼吸エネルギー、そして精神エネルギー”
 両肘を肩の高さに上げ、親指の先を耳の穴に入れて耳を塞ぎなさい。中指の先で目尻の外側の骨を軽く押し、人差し指の先でこめかみの上の点、生え際のところを軽く押しましょう。残りの指を手のひらに握る。額のチャクラへの集中を念頭に置きましょう。この運動を少なくとも五分間行いましょう。十五分が最長です(図参照)。業のあいだ、興奮を退けるために南無阿弥陀仏を頭頂部から唱えましょう。
nguyen  Mr.Tam “地球上にまだ信仰がなかったころでさえ、この精神力集中はすでに頭頂部、または頭蓋のチャクラを中心点として開発するものとして、また、振動が無限の中に進化するものと認められていたのです……。
 あなたが肘を肩の高さに上げるとき、一致する全ての肺や心臓の神経などが、発汗により活性化されます。初めに耳の穴に親指を入れて耳を塞ぐとき、頭の中にかなりの雑音が聞こえるでしょう。しかし、すぐに何も聞こえなくなり、穏やかに感じ始めます。
nguyen  初心者には、この業が日々の仕事の中で失う力を回復する働きをします。我々は生活のため多くのエネルギーを費やし、神経システムを害する精神ストレスとして体験しているのです。ですから、働いたあと、我々は家で心の周波数を増幅するために、この運動をするのです。
 親指を使って耳を塞ぐとき、力を頭部に集中し、眉と眉のあいだの点に凝集しましょう。こめかみの上と目尻の外側に人差し指と中指を当てることは、眉のあいだの点に力を送ることと同じ働きをします。あなたが力を凝集すると、それが正しい中道、つまり直接に生命力、エネルギーへ導く場所に進みます。そのときあなたの心はどんどんくつろいでいくことでしょう。
 初心者は心を強めるため、この運動を少なくとも六か月練習することです。我々は日々の多過ぎる不純物を吸収していますから、初めに我々の心を修正し、浄化しなければなりません。初心者には修業の時間を特別にきめていません。いつでも空いた時間にこの精神エネルギーの集中で、自分自身を穏やかにし、現在の生活の不必要な行動から、解き放たれるようにすればいいのです……”
 精神集中を終えるために、ゆっくりと両手を腿に下ろしましょう。そしてその手を頭頂部に置き、体に力を戻すことに集中します。頭頂部の両手を降ろしていくと、手のひらは頭の側面に、親指は耳の後ろにきます。耳たぶを押しつまみながら耳を下に引っ張りましょう。そして両の手のひらと指が温かくなるまで活発に擦り合わせなさい。次に、両の手のひらを鼻筋に沿って置き(拝む形)、手のひらを上に滑らせて顔から頭へ移り、そして耳へ降りします。再び同様に耳たぶをつまみながら耳を下へ引っ張ります。
 この顔のマッサージを三回繰り返しなさい。これで仰臥腹式呼吸に進みます。