「波動」の世界

  現代科学は分子レベルの科学、あるいは物質レベルの科学といわれています。つまり、実際に形なり、量なり、重さがあって、この世に存在する物質をマクロに、あるいはミクロにとらえて分析し、物質間における化学反応、物理反応、生物学的反応を見極め、仮定し、実証するプロセスを取っている科学です。
 しかし、基礎を分子レベルのみに置くこの手法では、解決できない事象があまりにも多くあり過ぎることが、近年になって先鋭的な科学者のあいだから問題提起され、分子以下のレベル(以下よいう言葉を使うのは、ほんとうは適当ではないのですが)、すなわち原子や素粒子に、その基礎を置くべきだという考え方が出てきています。いわゆる量子力学の登場です。
 「量子力学」というと、非常に難解な物理学用語として聞こえますが、これが私たち一般人が昔から気軽に使ってきている言葉「波動」と同じ意味を持つものと言えば、そう異和感はないはずです。つまり、世の大勢として、学究的なサイドからも「波動」というものの存在を認めざるをえないという方向に向かっているわけです。
 判りやすく、人間の身体、病気についてこの新しい考え方(実際は何千年も前から哲人たちが言ってきていることなのですが)に基づいて解析をしてみることにしましょう。
 まず現代人がかかえるいくつかの解決できない病気や症状を列記してみると、思いついただけでも、次のようなものがあげられます。

 具体的な疾病名、症状をあげれば、限りないことでしょう。そしてこの二十年間、これらの病気に対して、なんら画期的な発見や、治療方法は発表されておりません。のみならず、エイズやC・F・Sのように、わけの判らない恐しい病気が次から次へと発生しています。このままでいけば、確実にあと百年もしないうちに、この地球から人数は退却せざるをえなくなってしまうでしょう。
 これらの具体的な証拠が、現在あるような分子レベルに基礎を置く、現代科学の限界を物語っています。そう、一つの事象をある一点方向からのみ見るのではなく、別のさまざまな角度から見ることの必要性の登場です。それが、量子力学であり[波動]の科学ということになります。
 そしてそれは、たとえば「M・R・A」というような機械の手を借りて、有効に、かつスピーディーにその研究を推し進めていくことができ、前述したようなさまざまな疾患のほんとうの原因というものが理解され、それが故にその対策や治療法というものを見いだすことができるようになってくるはずです。これらのことは、私がすでにその一端を健康情報誌 [ラビエ] にシリーズで報告しているとおりです。

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