病は気から

  M・R・Aという機械を得て、私はこの約三年間、数千ケースに及ぶ人間を主体とした波動チェックを行ってきました。その結果、私は先人から伝え語られてきた「病は気から」という言葉のほんとうの意味を知ることができ、病気のメカニズムについてその大まかな概要を把握することができました。もちろん、波動的見地からの把握ですが、「波動」というものが、実は万物のことの始まりなのだという考え方が真理だとすれば(私はそう確信しています)、この考え方は普遍的なものになるはずです。
 たとえば、なぜガンが発生するのかを例としてあげてみましょう。どこにガンが発生するかによって違うのですが、胃や結腸、直腸などの北較的発生率の高い消化器系のがンの場合、ことの始まりは、その人が持つ「不安・心配」波動です。この場合重要なことは、私たちが持ついろいろな精神波動、たとえば「怒り」「悲しみ」「恐怖」「いらだち」等は、物理的にそれぞれ独自の周波数・波長(波形)を持っているということを理解することです。
 それらは、自分が遺伝子の中にもつ固有の性格を背景として、自分自身でコントロールできないような強い感情を持ってしまった時に発生させてしまったもので、現在時点で怒っているとか、悲しんでいるとかの問題ではなく、いわゆる潜在意識として持ってしまった精神波動のことです。
 これらの波動は、いったん発生してしまうと、よほどのことがないかぎり消えることはありません。そして、われわれの身体の中の組織や器官も、独自の周波数や波形をもっていて、同調する精神波動と、そうでない精神波動とをもつということが判明しています。
 たとえば「怒り」という精神波動は、肝臓や卵巣の持つ各々の波動に100%同調をするというように、悲しみ―→血液 恐怖―→腎臓 いらだち―→神経系 等と、各人が持っている精神波動によって、その同調相手の器官が各々決まっているわけです。
 波動が同調するとかしないという考え方は、私たちが昔中学の時に実習で学んだ音叉のことを思い出していただければ良いでしょう。U字形の二つの音叉の一方をたたくと、それが同じ「ド」なら「ド」の音の場合、片一万の鉄で造られた音叉が自然に共鳴して、波動を初め、それが金属音となって現われてくるという実験です。
 消化器系のガンの場合、「心配・不安」という精神波動と「胃・結腸・直腸」のもつ固有波動とは、ほぼ同じ波長帯にあるので、まずそれらの部位にその精神波動が同調し、定着し振動を続けます。そして、その精神波動が、同じような波長帯にあるバクテリア・カビ・ウィルスを同調させ呼びよせてしまうのです。
 更に心配・不安波動は空気や水、食器中のカドミウムの波動とも同調し、その金属波動をも長い年月をかけて呼びよせ、先の有機微生物とミックスされて、その部位にポリープを作り、それらの毒素の絶対量が増え続けていくうちに良性の腫瘍になっています。
 この時点で、自覚症状が出てくるのでしょう。異常を感じた人がいく所は一つしかありません。病院です。そして医師は必ず線を使って検査をします。実は、この線が問題なのです。私は、ガンと線をはじめとする科学波動が、直接的な関係をもつのではないかと疑っています。その根拠は、次のとおりです。

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