人工科学波動と生態

  アメリカで開発された機械であるにもかかわらず、MRAの頭脳であるコードリストには、[陰] [陽] [中庸]という項目があります。開発者のウェインストック氏に確認したところ、これらは正しく漢方における考え方のそれを、波動的に表すことのできるコードであるといいます。
 早速、この三つのコードを使って、人間の身体部位や疾病のもつ波動との関連を測定してみました。その結果、次のように各々が陰・陽・中庸のいずれかに分類されることが判明しました。
 陰・・・・・腎臓、肝臓、血液、卵巣、胆のうなど
  陽・・・・・胃、直腸、甲状腺、肺、子宮など
  中庸・・・・・心臓、脾臓、仙骨など
ところが、これらの部位と関連する疾病波動を見てみますと、
  腎炎、肝炎―→陽
  胃炎、子宮筋腫―→陰
 というように、陰陽が全く逆転してしまっていることがわかったのです。
 更にガンについての陰・陽・中庸をチェックしたところ、驚いたことに、これはどの場にも同調しないのです。つまり、漢方的思考以外の第四の場を持っていると考えざるをえない結論が出たのです。この第四の場と人工科学波動との関連を、私は前述したラビエ誌No.60号に、次のように書きました。
 「MRAの研究レポートで述べてきたように、私たちの体の器官や部位、それに奇生するいろいろな細菌、そして感情も、陰・陽・中庸の三つの場に正確に分類することができる。
 この三つの場の持つそれぞれの特質によって、あるものは互いに同調し、あるものは不同調となって、体そのものが構成されている。
 人間自身は小宇宙といわれているから、大宇宙を構成している三要素は、この三つの場ではないかと私は思っている。
 自身界を構成する原則的な三要素であれば、それらがどのように複雑にかみあっても、別の言葉でいえば、神の摂理の範囲内にあるものだから、それほどの大事には至らないであろう。
 しかし、ここで重要なことは、この三つの原則的な場のほかに、近年、もう一つの場が現われてしまった、という事実だ。それらはいうまでもなく、原子力であり、科学放射波動、いわゆる人工的波動である。
 MRAでの検証により、線波動や放射能のもつ波動は、陰・陽・中庸のどの場にも属さない、独自の場を持つことを私は確認している。すなわち、「第四の場」の存在の確認である。
 線波動を例にとれば、これが人体に波動として定着すると、人体の従来のバランスを崩してしまうことを発見した。たとえば、サイト・メガロウィルスは、私のテストによれば陽系のウィルスであり、同じ陽系の部位にしか同調しないことがわかっているが、これに線の波動が加わると、陰系の場を持つ部位や器官にも同調してしまうことが判明したのである。そして、これはどうやら、ガン発生の第一要因として考えられるべきもののようなのだ」
 つまり、ガン発生のメカニズムとして、線などの人工波動が人間が本来もつ自然介における生態秩序を乱し、それによって不可思議な自殺行為へと細胞たちを導いてしまうのではないか、という考え方です。

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