ボービ・密教科学 第四部

以下の運動は、頭頂部から振動するエネルギーの流れを体験済みの、上達した修業者だけに限られます。
  1. 自己反省
  2. 純粋な生命呼吸を培い、活気づける技術
  3. 八つの基本ポイントでの祈り
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   1 自己反省

 五時に起きます。口をすすぎ、顔を洗い、爽やかにしましょう。あぐらをかくか、いすに座るかして、あなたの日々の精神的、あるいは社会的な行いを再吟味します。もしあなたが何かの過ちに関わっていたら、悔い改めなさい。
 Mr.Tam“我々はこの自己反省を、上達するために行うのですから、他の者との比較を引き合いに出す必要はありません。静かな深慮で我々自身を吟味し、意識を審査し、我々を導く神のリズムへの順応を、生命の呼吸によって到達するので す”

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 2 純粋な生命呼吸を培い、活気づける技術

 五時三十分から六時の間、戸外の大気の中に立つか座るかしてください。
 舌を上歯茎に巻き上げておき、前歯と前歯を合わせ、目と口を閉じます。
 “南無阿弥陀仏”のマントラを祈るあいだ、頭頂部に集中します。
 同時に鼻と頭蓋(頭頂部)のチャクラを通して、精力的に深く息を吸います。そして鼻と頭蓋のチャクラを通して、ゆっくりと息を吐きます。あなたの流れるエネルギーを養成し、回復させ、そして五臓に再び生気を与えるために、三回この呼吸運動をしましょう。(トップページへ戻る)
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 3 八つの基本ポイントでの祈り

 あなたはこの精神運動に進むにあたって、これを毎晩六時から十時の間に行ってください。あなたの身体を流れるエネルギーを八つの基本のポイントを通って流れるようにします。
 あぐらをかいて座る。あなたの指を組んでサマディ・ムードラに印を結びます。舌を巻き上げておき、前歯と前歯を合わせ、口と目を閉じます。そして、次に述べる八つの基本ポイントをとおして、心で南無阿弥陀仏を祈ります。

 ポイント#1 あなたの上唇から鼻の頭へ力を移動させる間、南無阿弥陀仏をゆっくりと祈ります。この振動する言葉〝仏″を鼻の頭で終えてください。

 ポイント#2 鼻の頭から額のチャクラ――シール・センターとも呼ばれるところへ力を移動させるあいだ、南無阿弥陀仏を祈り、〝仏″を両の眉の中間点で終わらせます。

 ポイント#3 額のチャクラから前額部中心点へ上がるあいだ、南無阿弥陀仏を祈ります。

 ポイント#4 前額部中心点から前額上部(生え際から約指三本分上)へ移りながら、ゆっくりと南無阿弥陀仏を祈ります。この場所は〝宮″または〝天の門″としても知られるところです。

 ポイント#5 前額上部から頭頂部へ移りながら、南無阿弥陀仏を祈ります。

 ポイント#6 頭頂部から後頭部のポイント(額のチャクラの裏側、シールセンター)へ南無阿弥陀仏を祈りながら移ります。

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 ポイント#7 額のチャクラの裏側のポイントから背骨のポイント(両肺の中間)へ移りながら南無阿弥陀仏を祈ります。あなたが肩越しに背骨に触れるとき、その指先がこのポイントで終わりにします。これは黄越球という場所です。

 ポイント#8 南無阿弥陀仏を心で祈りながら、背骨の両肺の中間点から背骨を、両の腎臓の中間点へ下がります。

 これを三回繰り返します(写真参照)(トップページへ戻る)

 Mr.Tam“これはあなたを悩ましている、全ての外界のマイナスのエネルギーを退けるための秘密のダルマです。八つの基本ポイントをとおしてするこの運動を完成させることは、八つの基本ポイントにのっとって、あなたの小宇宙を視察旅行してまわるようなものです。
 もし、あなたがこの小宇宙の八つの重要なポイントを完全に調査しないならば、あなたは不純な外界の力の攻撃を絶えず受けることになるかもしれません。この精神的ダルマ法はあなたを自分の概念の発達に気づかせ続け、そして器を管理し、なおかつ不純なエネルギーから自己防衛するために手助けをするのです。ひとたびあなたのエネルギーが開発されたら、あなたは祈りのたびにポイントからポイントへ流れる力をはっきりと感じるでしょう。
 精神エネルギーについて知らない初心者は、これを練習してはいけません。さもないともっと動揺させることになってしまいます。この運動をするとき、あなたはあなたが焦点を合わせた、まさにそのポイント上に流れる電流エネルギーを感じるでしょう。これはまた、あなたの小宇宙の再準備のためでもあるのです。熟練した修業者は、赤い光が全てのチャクラのポイントに輝くのが見られるでしょう。それほど熟練していない修業者は、示されたポイントを流れる軽い電流エネルギーを感じるでしょう。
 もし、あなたが心霊現象を経験したら、ただ日記に書き記すだけにして、誰にも言ってはいけません。なぜなら、誰も同じレベルではないからです。皆それぞれ精神開発の独自の道を持っているのです。
 後で、あなた自身の精神開発を述べるためなら、日記を後続者に手離しても結構です。それによってあなたは指導者にと提案されるかもしれません。それらの精神的な技術をもって、提案者たち自身の開発と、彼らの源と為すべきことを知ろうという企てのために”

 “……誰も皆、自身でめざめねばならず、そして、これこそ純粋に自己の修業であり、また、自身で進歩するものだと知らねばなりません。誰にも頼ってはいけませんそしてこれを営利にしてはなりません。それは神の神聖さを冒瀆することになるからです”

 “実践を決意しなさい。そして完全な楽しみである、無限の源へ帰りなさい。そこでは、私たちは今よりも更にもっと努力するのです。更に清くなるために”

(ほん訳・安藤和子)(トップページへ戻る)